不妊治療が引き起こす合併症【脳梗塞】【卵巣過剰刺激症候群】

頭痛い

不妊治療の時に用いる薬による副作用が不安だという女性が多くいます。どのような、副作用が考えられるのでしょうか?

血栓を起こす可能性のある薬

不妊治療には、卵胞ホルモンなどのホルモン剤を処方されます。もともと生理不順であったり、機能性不妊症といった妊娠しにくい場合にホルモンを補うというものです。卵胞、黄体ホルモン剤は、副作用で血栓を起こしやすく、脳、心臓、肺、手足、等に血栓をおこし脳梗塞、心筋梗塞に至ることもあります。血栓性静脈炎、などが起こります。
薬品名は…

  • デュファストン(黄体ホルモン)
  • プレマリン(卵胞ホルモン)
  • ソフィアA(卵胞、黄体ホルモン総合剤)
  • マ―ベロン21(低用量ピル)
  • ブラノバ―ル(卵胞、黄体ホルモン配合剤)
  • ジュリナ(卵胞ホルモン)
  • ルトラール(黄体ホルモン)

ホルモン剤を処方する場合に血栓防止という目的で、小容量のアスピリンを処方されることがあります。

卵巣過剰刺激症候群を起こす可能性のある薬

不妊治療では、排卵をおこすために排卵誘発剤が使われます。この排卵誘発剤により、卵巣に過剰に刺激を与えることが原因で、卵巣が急激に成長して、卵巣が大きくはれたようになり、表面の血管から、水分が腹腔内に漏れて、腹水となり、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こすことがあります。よく使われるクロミフェン(クロミッド)で起こることは稀ですが、ゴナドトロピンの副作用として知られています。重度の卵巣過剰刺激症候群がおこると、この治療は受けられなくなります。

卵巣過剰刺激症候群の症状は

早期に起こる症状として、腹部膨満感、体重増加、おなか回りが膨れる、下腹部痛、腰痛、悪心、嘔吐、呼吸困難、のどがかわく、尿が減少する…などがおこります。おなかがはっているときは医師に相談するようにします。
卵巣過剰刺激症候群のリスクの高い女性の特徴は

  • 体重が軽い
  • 18~35歳
  • 卵巣がん刺激に対して反応がよい
  • 卵巣に多数の卵胞が存在する
  • エストラジオ―ルの値が高い

などです。
また卵巣過剰刺激症候群場合には、血栓を起こす可能性も高くなります。卵巣過剰刺激症候群でも、軽度のものならば通院で治療も可能ですが、重症では卵巣破裂まで至ることもあるので、注意が必要です。腹水が、これ以上たまらないようにするには、水分の補給の制限なども必要となります。また排卵誘発剤にも、血栓を起こす可能性があります。

まとめ

不妊治療に使われる、月経不順などの治療のために使われる卵胞ホルモンなどのホルモン剤には、血栓を起こす副作用があり、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクがあります。排卵誘発剤は、卵巣過剰刺激症候群をおこす可能性があります。

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