排卵障害は不妊の原因で、全体の約30%をしめる最も多い不妊原因

卵子

不妊治療を行っている女性は排卵障害の場合が多く、全体の30パーセントを占めます。排卵障害とはどのようなもので、その原因はどのようなものでしょうか?

排卵障害とは

排卵障害とは、卵胞がホルモンの異常から成長しない状態を言います。排卵に関するホルモンは一つだけではなく、多くのホルモンがそのタイミングに分泌されて、卵胞を成長させるというシステムになっています。まず、生理が始まると、卵巣の中に卵胞が出来、このうち一つが大きくなり、充分大きくなると卵胞から卵が飛び出します。このことを排卵と言います。
まずこのシステムがちゃんと機能するためには、ゴナドトロピン刺激ホルモンというホルモンが脳下垂体に命令を送り、LH、FSHというホルモンを分泌します。このホルモンが卵巣を刺激し、卵胞を大きくします。卵胞が大きくなってくると、エストロゲンが出ます。このエストロゲンの量が基準に達すると、LHを出す命令が出て大量のLHにより排卵が行われます。この複雑なシステムのどこかに狂いが生じていることを排卵障害といいます。エストロゲンの分泌が正常にされていても、その他のホルモンが問題があると、生理はあっても排卵がないことがおこり、エストロゲンが分泌されないと生理が来ません。

排卵障害の原因

この排卵のシステムが、正常に機能しなくなるには、原因がいくつか考えられます。

  • 視床下部に問題がある
  • 下垂体に問題がある
  • 卵巣に問題がある
  • エストロゲンの分泌に問題がある
  • 高プロラクチン血症
  • 多のう胞性卵巣症候群

この様な原因のほかにも、若い頃の無理なダイエットから卵巣の発育に問題がある場合や、肥満による排卵障害も指摘されています。ストレス、運動不足、生活の乱れ、過食、栄養失調などもホルモンの分泌に関係し、ホルモンの分泌が正常に行われるためには、健康な体作りが大切で、排卵障害とまではいかなくとも、生理不順は生活習慣で起こりがちなことですので、充分に気を付ける必要があります。

排卵障害の治療方法

排卵障害の治療には、内服薬や注射で排卵を誘発します。それぞれのケースにより、不足しているホルモンを補うことで、排卵が行われます。不妊治療のクリニックに於いて、医師の指示に従って行われます。

まとめ

排卵障害は、不妊の原因として最も多く、ホルモンの分泌に問題が生じ、正常に排卵しないことです。ホルモンの不足を内服薬や、注射により補うことで、不妊治療が行われます。

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