8人に1人の妊婦さんがなると言われている妊娠糖尿病ってなに?

妊婦

妊娠をするといろいろな検査をしなければいけませんが、良く見つかるのが、妊娠糖尿病です。妊娠糖尿病とはどのようなもので、妊娠糖尿病になるとどのようなリスクが、母体や赤ちゃんにあるのでしょうか?

妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症する耐糖能異常です。耐糖能異常とは、正常と糖尿病の間にあたる、いわゆる糖尿病予備軍と言われている状態です。もともと糖尿病であったのが、妊娠の検査で分かった場合には、「糖尿病合併妊娠」として区別しています。妊娠すると胎盤を形成することにより、インスリンに拮抗するホルモンを分泌したり、インスリンの分解が高まるために妊娠糖尿病は起こります。妊娠糖尿病と診断された場合、将来糖尿病(2型)を発症するリスクが高く注意が必要です。

妊娠糖尿病によるリスク

妊娠糖尿病になると、血糖値の上昇がおこり母体や赤ちゃんにも影響のある場合があるので、気を付ける必要があります。
母体に対する影響は…

  • 流産、早産
  • 妊娠中毒症
  • 羊水過多症
  • 子宮内胎児死亡
  • 尿路感染症
  • ケトーシス(ケトン体の増加による、吐き気、腹痛)
  • ケトアシドーシス(著しい高血糖で、多尿、口の渇き、倦怠感、意識障害、こん睡)
  • 目や腎臓の合併症が悪化する

胎児、新生児に対する影響は…

  • 先天奇形
  • 巨大児(胎児が4キロを超える)
  • 低血糖
  • 多血症
  • 呼吸障害
  • 低カルシウム血症
  • 高ビリルビン血症(新生児の黄疸が続く場合には、神経学的後遺症が起こるので早期発見が必要)
  • 発育不全になりやすい

妊娠糖尿病にならないためには

妊娠糖尿病は、妊娠後期に入って発症しやすいため、妊娠中は糖分の摂りすぎに注意し、バランスのとれた食事を心がけることと、妊娠中でもじっとしていないで、適度な運動をします。ストレスの解消もかねての散歩がてらの、一日30分のウォーキングなどがおすすめです。

  • 妊娠糖尿病と診断されたらどうするか

    妊娠糖尿病の場合、食事療法が主なことになり、カロリー制限が行われます。急激に血糖値が上がらないように、少しずつ小分けに食べるという工夫が必要です。運動も大切で、よく歩くようにします。安定期に入ったら、妊娠糖尿病ではない場合も、良く歩くことでお産が軽くなります。妊娠前からすでに糖尿病や、糖尿病予備軍になっていると、母体や胎児にリスクが多いので妊活中の場合も注意しなければいけません。

    まとめ

    妊娠糖尿病は、妊娠したことで起こる糖尿病予備軍のような症状で、母体や、胎児に悪影響を及ぼします。妊娠中は食事に十分注意し、あまり高カロリーになりすぎないように気を付けます。運動も大切で、ウォーキングがおすすめです。

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